フレンチブルドッグを飼っている人の中には、犬の尻尾や耳を切り落として短くする人もいると言われています。
現在でも、犬は短い尻尾を持つことが理想的だと規定されており、断尾の対象として言われています。
フレンチブルドッグの断尾や断耳の目的
断尾や断耳をする目的にはいくつかあり、年々その理由が変わってきていると言われています。
断尾の目的
断尾の目的はしっぱが短いとかっこいいと言った美容目的の場合や、衛生的などといった健康面での問題などがあります。
断耳の目的
断耳をすることによって、耳の中が蒸れて虫や細菌が繁殖して起こる感染症を予防したり、「犬の聴覚を高める」といった理由が一部では言われています。
しかし、この2つの主張は、医学的には根拠がないと言われているのです。
犬種によっては断耳が規定されている犬種もいますが、フレンチブルドッグは断耳が規定されていません。
フレンチブルドッグの断尾や断耳の方法
実際に断尾や断耳をしている人はどんな方法で行われているのでしょうか。
断尾の方法
断尾の方法には尻尾をゴムバンドできつく締めつけて血流を遮断し、結び目以降の組織を壊疽させて自然に脱落させる結紮法と、外科的にメスやハサミなどで尻尾を任意の場所で切り落とす切断法の2つの方法があります。
生後間もない子犬の場合には近くが発達しておらず、痛みに関しても鈍感なので、麻酔を行わずに施術をしています。
断耳の方法
断耳は美容耳形成術とも呼ばれています。
7~12週の時に行われるのが一般的と言われており、14週から16週に行うと痛みを伴うのでその期間を避けた方がいいでしょう。
全身麻酔をかけられた上で、耳介の3分の2以上が切り取られ、縫い込まれたり、医療用粘着駅でつけられます。
手術後の痛みをコントロールするために、最低1日以上の入院を必要とします。
まとめ
健康面や美容面などで断尾や断耳をする人も少なくはありませんが、メリットやデメリットも紙一重です。
外見が変わる、衛生的にもいいと言ったメリットもありますが、激痛を伴うと言ったデメリットもあります。
断尾や断耳は、単にペットの外見を変えるだけで治療的な目的を持たない外科手術をして禁止されているとも言われています。
よほどの理由がある時に、医師としっかり相談をしてのぞむようにしてください。