フレンチブルドッグは皮膚が弱く、皮膚病にかかりやすい犬種です。
その中でも、特にフレンチブルドッグがかかりやすい「膿皮症」という病気があります。
皮膚に湿疹ができ、かさぶたになってしまってとてもかゆそう・・それは膿皮症の症状です。
本日は膿皮症についてご紹介します!
膿皮症とは?
膿皮症は、子犬やシニア期、病気のときなど犬の抵抗力が弱った時に発症します。
原因である細菌は皮膚にいる常駐菌であり、常駐菌が異常繁殖してしまい皮膚に異常が出る病気です。
ひどいかゆみを伴うので、掻いたり舐めたりするうちに症状が悪化していきます。
●初期症状(表皮)
感染当初は皮膚の表面上に赤いニキビのようなブツブツが出る程度です。
比較的、お腹や指の間など、皮膚の薄い部分から進行が始まることが多いです。
これを表面性膿皮症といいます。
●中期症状(真皮)
毛包や真皮近くに膿が溜まり、赤い発疹が増え、毛が抜け始めます。
フケが目立ち始め、膿がかさぶたのように固まります。
これを表在性膿皮症といいます。
●末期症状(皮下組織)
進行が進み、皮下組織まで膿皮症に侵された状態です。
中期症状よりさらに抜け毛がひどくなりかゆみを抑えきれず、掻く→出血する→かさぶた、を繰り返します。
これを深在性膿皮症といいます。
このように、放置していると状況がどんどん進行します。
膿皮症かな?と気づいたときは、すぐに病院に行くことが最善策です。
膿皮症の治療
膿皮症は、一般的に抗生物質での治療になりますが、なかなか治らない場合もあります。
それは、薬が細菌にぴったり合わないと効果が見られないためです。
菌が違うと治らないということですので、例えば、前回の薬が残っているから飲ませて様子をみよう・・などということは禁物です。
原因が違えば全く意味がありませんし、どんどん抗体をつけて菌が強くなっていくことも考えられますので、注意が必要です。
まとめ
今回はフレンチブルドッグがなりやすい病気、膿皮症について調べてみました。
ホームケアとしては、綺麗な環境にしておくこと、週2回シャンプーをきっちり行うこと(シャンプーはやりすぎも禁物です)拭き取りを十分にして乾かすことなどを徹底するしかありません。
医療チームが開発したサプリ&シャンプーも出ていますので、取り入れてみてはいかがでしょうか。