フレンチブルドッグの目のトラブル、皆様は経験がありますか?
フレンチブルドッグの目は丸く、飛び出ているために目を傷つける可能性が高いのです。
目の充血や腫れを伴う病気は多く、その中でも2点に絞ってご紹介します。
結膜炎という病気
結膜炎はとてもポピュラーな病気で、外的要因やアレルギーによっておこります。
フレンチブルドッグは鼻が短いため、散歩中に気になるものを見つけたときや餌を食べるとき、対象と目の距離がぐっと近づくことから目に異物やゴミが入ることが多いのです。
片目のときは外的要因が多く、両目のときはアレルギーなどの可能性が考えられます。
初期症状は目が少し充血していたり、まばたきが多いなという程度ですが、酷くなってくるとまぶたが腫れたり、かゆみ・痛みのため前足や床に顔を擦り付ける回数が増えます。
結膜炎は他の病気と共に併発することも多いため、結膜炎を繰り返す場合は特に注意が必要です。
アトピー性皮膚炎や緑内障等の基礎疾患が結膜炎を引き起こしていたり、実は逆まつげがあり、目をチクチク刺していた!なんてこともあります。
緑内障という病気
結膜炎と併発される病気で紹介した、緑内障について見ていきたいと思います。
緑内障は角膜と水晶体の間を流れる、房水の流れが滞ることが原因で急激に眼圧が高くなる病気です。
症状は目が真っ赤に充血したり、強い痛みのためまぶたの痙攣や攻撃的になったりします。
瞳孔が開きっぱなしになるのも特徴で、末期状態になると目が腫れて肥大してしまいます。
人と犬の緑内障は進行のスピードが全く異なり、人は失明まで数年かかりますが、犬の場合は1日や2日で失明まで病気が進んでしまいます。
目が腫れてしまってからでは遅いので、疑いがあればすぐに処置を施しましょう。
早期発見が愛犬の目を守る術です。
まとめ
今回はフレンチブルドッグの充血や腫れを伴う病気について調べてみました。
犬は人と違い自分で目を洗うことができません。
定期的に目を洗ってあげたり、目と目の周りを清潔に保つこと。
また、目の周りの毛を切り揃えたりと外的要因を極限まで抑えることが、病気の予防になるのではないでしょうか。