フレンチブルドッグの病気で、合併症を起こすものが多くあります。
なんだか目が青っぽく、膜みたいなものが見られるように・・・。
その後イボがせり出してきた!
この状態は、どのような病気が考えられるでしょうか?
目に青い膜が・・考えられる病気
犬アデノウィルスというウィルスに感染し、発症する犬伝染性肝炎という病気はご存知でしょうか?
下痢や嘔吐、高い発熱を伴う病気で重症化すると命に関わる危険性があります。
とても強いウィルスで、治った後も尿で排出され続け10ヵ月程先まで油断できない大変な病気なのです。
この病気の治りがけに発症する角膜浮腫やぶどう膜炎の影響から、目に青く膜が張ったように見える(ブルーアイ)ことがあります。
角膜浮腫とぶどう膜炎同時に発症することもあります。
ぶどう膜炎とは
ぶどう膜とは、虹彩、毛様体、脈絡膜という3つをまとめてぶどう膜といいます。
形の想像がつきにくいとは思いますが、色も形もぶどうにそっくりだと言うところから名付けられています。
こちらが炎症を起こしたものを、ぶどう膜炎といいます。
他の症状は、充血や目の痛みから床などに擦り付けたり、涙ぐんでいることが多いです。
酷くなると失明の恐れもある怖い病気です。
この病気は合併症を引き起こすものであり、その合併症の一つに目にいぼのようなものができる「チェリーアイ」という病気があります。
チェリーアイとは?
チェリーアイとは、目の瞬膜が外に飛び出した状態です。
瞬膜は目頭にある角膜保護のための3つ目のまぶたと言われる部分です。
見た目にさくらんぼのように見えることから、チェリーアイと名付けられています。
チェリーアイになると、涙が目に行き渡らなくなるため、ドライアイになる可能性があります。
xxxxhug:
うっさん。
左眼に傷が出来てました。
昔からチェリーアイで… http://t.co/cQqofrVj #frenchbulldog #フレンチブルドッグ pic.twitter.com/sfOSXF6e— WorldFrenchBulldog (@WorldFrenchBull) 2012年11月21日
予防対策はある?
このような悪循環を引き起こす犬アデノウィルスは、予防接種にて防ぐことができます。
混合ワクチンは数が増えるほど、安いものではありませんがこんな恐ろしい状況になる可能性があるなら、愛犬を苦しませないために絶対に打つべきです。
まとめ
今回はフレンチブルドッグのブルーアイ&イボから考えられる病気についてまとめてみました。
予防接種により犬伝染性肝炎という最悪な事態は防げたとしても、ぶどう膜炎とチェリーアイは単体で罹患する可能性のある病気です。
目の異常は幸いにも見た目で判断できますので、普段から様子を見てあげることが重要です。