フレンチブルドッグの可愛いスマイルに油断をしていてガブリと噛みつかれると一溜まりもありません。
愛犬のフレンチブルドッグに噛まれて手のひらを数針縫うことになってしまった、という飼い主さんも少なくありません。
ではフレンチブルドッグの噛む威力はどれくらいなのでしょうか?
また、いつ頃から噛む力が強くなるのでしょうか?
フレンチブルドッグの噛む力はどれくらい?
フレンチブルドッグは見た目の愛らしさとは裏腹に、本気で噛まれると骨が砕けるほど顎の力があります。
手を動かすと追いかけてくれて一緒に遊んで癒されると油断していると、手加減なしで本気でガブッと噛まれたら一溜まりもありません。
もともと野生の獲物を捕らえて獲物を牙で噛み砕いていたわけですから、大人の指でも粉砕骨折や縫う事になるほど重傷を負う危険性があります。
本気で噛むと約100kgの力
フレンチブルドッグのような小中型犬の咀嚼力は約100kgと言われています。
普通の成人男性のパンチの重さは大体40〜70kgです。
70kgの衝撃を顔面に受けた場合、ヒビが入ります。
フレンチブルドッグの噛む力は、それ以上の威力があるということです。
口の形で噛む力が違う
噛むという事は顎の力がどれだけ発達しているかが鍵となります。
口先が短ければ短いほど餌を奥歯へ運びやすく、顎の力も入れやすくなります。
その為、フレンチブルドッグのようなお顔がのっぺりしているワンちゃんは他の小中型犬よりも噛む力が強くなるという事です。
子供の時から噛む力は強い?
フレンチブルドッグは子供でも噛む力は強いです。
但し、生後6ヶ月までは子供の歯なので本気で噛まれても引っかき傷程度です。
とはいえ、痛いです。
乳歯の頃にじゃれて甘噛みをしていた勢いで、乳歯が大人の歯に生え変わった後でも同じ力で甘噛みをされると噛まれて手の甲に穴が空いてしまうという事は起こり得ます。
しっかりと「痛い」という事を伝えて、噛む力を抑えるように躾をする必要があります。
まとめ
フレンチブルドッグは温厚な犬種ですが、遊びの延長で噛み癖がついてしまうととんでもない事になり兼ねません。
飼い主だけではなく、散歩中に出会った人に噛み付いて怪我をさせてしまったなんていう事になれば大事です。
甘噛みの段階での躾が非常に重要になってきます。
甘噛みをしてきたら大きな声で「痛い!」とか「ダメ」と強い口調で言ってみて下さい。
一瞬ひるみます。
これを何回も繰り返していると噛み癖がなくなります。
あるいは、噛んできたら喉の奥まで手を突っ込むと、犬にとっては嫌な体験となり噛み癖が軽減されます。
フレンチブルドッグの咀嚼力は、他の小中型犬よりも強いので要注意です。