フレンチブルドッグのような小型犬は、乳歯が大人になっても残ってしまう場合が多いので注意が必要です。
フレンチブルドッグの歯の生え変わり時期はいつ頃なのでしょうか?
もし、歯が生え変わらなかった場合、どのような支障をきたすのでしょうか?
子犬の歯が抜ける
フレンチブルドッグは生後4〜5ヶ月で乳歯が抜け始め1才までには全て生え変わります。
しかし、上手く生え変わらないワンちゃんも少なくありません。
もし、乳歯が残ってしまった場合、その後支障はあるのでしょうか?
「乳歯遺残」という病気
乳歯が残っている状態です。
特に体の小さい犬に多く見られます。
乳歯が抜けずに後ろから永久歯が生えてしまうと、二重歯になり歯がガタガタになります。
上手く噛み合わせができないのでドッグフードを噛み砕けなかったり、残りカスが隙間に入り虫歯や歯周病、歯肉炎になる可能性があります。
また、噛み合わせが悪いと口腔内で歯茎を傷つけてしまう事もあり口内炎なども出来易くなります。
食べることが困難になります。
歯周病が進んだらどうなる?
歯が生え変わらないことで起こりうる一つに歯周病がありますが、犬の歯周病はかなり危険性があります。
成犬がもし歯周病により歯が抜けてしまった場合、その細菌は血液を通し全身に回ります。
そうなると心筋梗塞、肝炎などの内臓系に支障が出てくる可能性が高まります。
乳歯が抜ける時期を把握得ることが予防に繋がる
フレンチブルドッグの乳歯が抜ける時期を把握しておく事が大事です。
ロープなどのオモチャを噛むようにすると乳歯が抜けやすい状態になります。
生え変わり時期には歯茎が痒くなって甘噛みが増えます。
そういう時期にオモチャを噛むようにすると、乳歯が抜けやすい状態を作ることができます。
もし乳歯が残ってしまった場合
フレンチブルドッグの乳歯は28本ありますが、抜けた歯が全て見つかるわけではありません。
飲み込んでいる場合もあります。
あまりにも抜けた歯の数が少ないなと心配になったら、専門医に診てもらいましょう。
くれぐれも飼い主さんで無理やり抜歯しようとしないで下さい。
まとめ
人間も同様、歯がないと生きていく上で必要な「食べる」ことができません。
フレンチブルドッグも歯周病などから歯が抜けてしまって食べる気力を失い、栄養バランスが崩れ他の病気につながる可能性があります。