すやすや愛犬のフレンチブルドッグが気持ちよさそうに眠っていると、ついつい見とれて時間を忘れてしまいます。
そんな時に突然足や首がピクピク動いて痙攣しているように見えたり、ワウワゥとブツブツ呟いて寝言を言っているかのような場面に出くわす事もあるでしょう。
単に可愛いなぁと放っておくと、実は深刻な病気なサインだったりする可能性があるので要注意です。
痙攣は年齢によって対応方法は違う
フレンチブルドッグの睡眠時の痙攣は子犬・成犬・高齢犬によりそれぞれ見方が異なります。
足や首などの体の一部がピクピク動いている場合は、どのような注意が必要なのでしょうか。
子犬の場合はそっとしておく
子犬が睡眠時に痙攣しているように足をピクピク動かしている場合は、脳内で情報を整理している時です。
子犬の時期は急速に成長をしている為、脳内から神経回路に信号が送られています。
この時に飼い主がビックリして起こしてしまうと、ストレスになるので注意して下さい。
成犬の場合は様子見
眠っている状態でも、脳が起きていると目をつむっているのに激しく手足が動いたりします。
眠りが浅い時に起きやすいです。
成犬の場合は、脳が興奮して体のコントロールが効かない痙攣「てんかん」の疑いがあります。
てんかんには、脳の構造上に異常が見つからず原因不明な「特発性てんかん」と脳に異常があり起こる「症候性てんかん」があります。
てんかんは発作が起きてもすぐに亡くなるという心配はありません。
ですが、発作が連続で起こったり、連日発作が出たりすると危険な病気が潜んでいる可能性があるので病院で診てもらいましょう。
高齢犬の場合は危険
高齢犬が睡眠時に痙攣を起こしている場合は「心臓病」の可能性があります。
心臓病による発作は見落とすと大変です。
心臓に負荷がかかるような激し運動や、長時間のお散歩が原因と言われています。
愛犬が散歩が好きだからといって高齢なのに長時間連れて行くと、心臓病を早めてしまう危険性があるので注意しましょう。
痙攣を起こしたら病院へ連れて行くようにして下さい。
まとめ
フレンチブルドッグに多い痙攣は特発性てんかんです。
これは遺伝的に起こると言われています。
ですが、症候性てんかんだった場合、脳の外傷や脳炎、脳腫瘍など命に関わる重大な病気のサインだったりします。
その為、普段から愛犬を観察していつもと違う痙攣だった場合は早めに専門医に診てもらいましょう。