日本の航空会社ANAやJALでは国内・国際線共に手続きを行えば犬も機内持ち込み及び貨物として飛行機にのせることはできます。

ただし、一部の犬種は制限されています。

フレンチブルドッグは、一緒に海外旅行へ連れていけるのでしょうか?

フレンチブルドッグは禁止

フレンチブルドッグ 飛行機 国際線

ANAは暑い期間6月1日〜9月30日はフレンチブルドッグのような短頭種は預かり不可ですが、その他の期間は預かりできます。

JALやLCCは年中不可です。

過酷な環境

いくら航空会社がペットの為の輸送環境は万全を期していると謳っていてたとしても、空の旅は犬にとっては相当なストレスになります。照明が消えて暗く、気圧の変化が激しく、音がうるさいです。

飛行中の気圧は0.8気圧ほどで、約2000mの山頂に登ったのと同じくらいの気圧です。

人間でも気圧で耳が不快に感じるのと同じで、人間よりも耳が良い犬にとってはダメージが大きいです。

外気の気温により高温になったり寒くなったり気温差が激しいです。

過去に亡くなったニュースが沢山

現在は殆どの航空会社がフレンチブルドッグのような短頭種を制限しています。

短頭種を禁止するまではフレンチブルドッグを飛行機に乗せていた時期がありました。

しかし、国内線でたった1時間の短いフライトでも亡くなってしまうケースや、海外でも貨物室にフレンチブルドッグを乗せていて命に関わる重傷を負ってしまうケースが多かったようです。

その為、フレンチブルドッグのような短頭種の輸送を禁止されるようになりました。

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もし許可されたとしたら?

将来的に許可されたとしても絶対にオススメしません。

許可された場合、フレンチブルドッグの体は耐えられるのでしょうか?

機内持ち込みの場合

搭乗口で犬用の水も人間と同様に持ち込み禁止です。

また、機内ではケージを開けてはいけません。

その為、機内でワンちゃんへ水やエサを与えるのに一苦労します。

さらにクンクン泣き出したり吠えたりしないかどうか、回りの目が気になることでしょう。

デリケートなフレンチブルドッグには過度なストレスを与える事になり、心のケアを怠らないようにしないといけません。

貨物室へ預けた場合

貨物室は真っ暗で空調設備も整っておらず、乗客である飼い主は当然入れませんので様子を見ることもできません。

温度も30度以上になる事もあるので、フレンチブルドッグの場合は熱中症になる危険性があります。

さらに、設置しておいた水も高温になってしまう事もあります。

また、気圧の変化や機内の音がうるさく過度のストレスがかかります。

フレンチブルドッグはデリケートで自分で体温調節をするのが難しいので熱中症になりやすいです。

さらに、短い鼻、短い首の特徴により呼吸困難を起こし易いです。

まとめ

フレンチブルドッグに限らず、ペットを飛行機で輸送する場合は「荷物」扱いです。

ぞんざいな扱いをされる事も覚悟しておかなければいけません。

全てのフレンチブルドッグに危険性があるというわけではありません。

無事に到着できたフレンチブルドッグも多くいます。

ですがフレンチブルドッグは特に他の犬種と違って繊細なわんちゃんです。

安易に長時間のフライトになる国際線に乗せると、後で悲しい思いをする事になるかもしれないのでご注意ください。

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